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スマートフォン/タブレットと筋肉痛

現在では、情報は様々な機器を通して簡単に手に入れることができます。我々の多くが、スマートフォンや、タブレット、コンピューターやビデオゲームなどを、仕事や娯楽のために使用しています。成人やティーンネージャーや子供たちの間で、テクノロジーの使用は着実に増加しました。

言うまでもなく、これらの機器は私たちの生活をずっと便利にしました。しかし、これらの機器は、我々の健康に害をもたらすものでもあります。

テクノロジーのさらなる使用と、それに伴う最も一般的な健康問題は、首、背中と腕部に多く発生しています。一般的な徴候は、痛みや不快、凝り、疲労、頭痛、運動能力の低下や、麻痺、うずきなどが腕や頭に起こります。これらの兆候は、コンピューターの長時間使用と強い関係があります。

調査によると、オフィスで働く女性は、ストレスの増加や、同じ姿勢でいること、同じ動作を繰り返すことや、コンピューターのマウスを長時間使うこと、そして休憩なしで、普段の運動量が足りないことなどによる危険因子とより関係が強いことを示しています。

我々がこれらの機器に頼り続けるならば、この徴候を軽減し、第一にこれらの利用を減少させるために何ができるでしょうか?

下記は、ネットサーフィンや、メールチェック、またはゲームをするときのいくつかのティップです。

正しい姿勢を維持する

1日を通して正しい姿勢を維持することで、必要以上の重圧がかからなくなります。一方で、悪い姿勢は、筋肉が過度に伸ばされたり、過度に張られたりし、痛みや運動能力の低下を引き起こします。

下記は、姿勢に関しての注意点です

  • Ÿ   肩はリラックスさせ、けんこう骨を締め、胸筋は外、そして上に向けます。肩は前に丸めないようにしてください。
  •    コンピューターのスクリーンを見るとき、頭は体と一直線になるように保ち、首を曲げないようにします。コンピューター機器は目の高さに配置させ、首を曲げないようにします。
  •    まっすぐに座り、脊柱をまっすぐ保ってください。椅子でうつむくことが快適であると感じるかもしれませんが、姿勢にはよくありません。
  • Ÿ   コンピュータースクリーンにメモをつけたり、腰にクッションを置いたりして、1日を通して正しい姿勢を維持することを忘れないようにしてください。

ちょこちょこ休憩する

1日を通して休息を取ることは、反復的な動作や長時間同じ姿勢でいることから、体に休憩を与えることができます。絶えず疲労する筋肉は、怪我のリスクが大きくなることを忘れないで下さい。毎時間に5分の休みをとることを、携帯にセットしてください。歩いたりストレッチをしたり水分補給したりするようにします。

あたためる

あたためることで、痛んで疲れた筋肉から痛みを軽減したり、和らげたりすることができます。筋肉を弛緩させる良い方法は、熱いシャワーを浴びる(熱い風呂に入る)か、ヒートパックを使うことです。必要ならば、筋肉をあたためることは、1日複数回行っても大丈夫です。

定期的に運動する

定期的な運動は、ストレスを軽減させることができるだけでなく筋肉にもとても良いことです。1週間のうちに少なくとも毎日30分くらいは運動をすることをおすすめします。ウォーキング、ジョギング、水泳とサイクリングなどがおすすめです。痛みがずっとあるならば、理学療法士や医者に相談してください。健康な生活と良い姿勢は、詳細な評価や、適切なワークステーション・セットアップのガイドラインに得になるかもしれません。

参照:

Cohen, S P. Epidemiology, diagnosis, and treatment of neck pain. Mayo Clinic Proc. 2015 Feb, 90 (2): 284-299.

Oha et el. Individual and work-related risk factors for musculoskeletal pain: a cross-sectional study among Estonian computer users. BMC Musculoskeletal Disorders 2014, 15:181.

Vassilaki, M, Hurwitz, E L. Perspectives on pain in the low back and neck: global burden, epidemiology, and management. Hawaii Journal of Medicine & Public Health 2014 April, 73 (4): 122-126.