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妊娠中と早産における子宮収縮

妊娠中は、時々子宮の収縮を経験することがありますが、それは普通のことです。就寝前に、強い収縮を感じることもあります。これらの収縮は通常強度は弱く、不規則で、体勢を変えることによって治まる場合もあります。妊娠37週以前に、子宮頸部の変化、頻度が多く、十分な強さの子宮収縮がある場合、早産の可能性が考えられます。

どのように早産を回避することができますか?

何らかの要因、例えば、以前に早産の経験がある、子宮頸部が短い(外傷や円錐生検による)、母体の感染症、または多胎児妊娠などの場合は、早産のリスクが増加します。その他の稀な要因が早産と関係していることもあります。早産は、明らかな原因がない場合起こる場合もあります。そのような危険因子がある場合、早産を防止するためにお薬が処方される場合もあります。それは患者個人の状況によります。

どのように、早産は診断されますか?

  • 頸部の変化を診るための骨盤検査
  • 子宮収縮のモニタリング
  • 頸部の長さを測るための超音波検査
  • テストの結果により、膣内のおりもののブロネクチンと呼ばるタンパク質の濃度を測定

どのように早産を管理しますか?

早産の女性のおよそ10%は7日以内に出産します。ところが、実際に早期分娩のために入院する患者の50%は満期に出産します。薬の服用が必要になるかもしれません。薬は、副腎皮質ステロイド、プロジェステロン、硫酸マグネシウム、抗生物質と子宮収縮抑制薬を含みます。

  • 副腎皮質ステロイドは、妊娠34週前に赤ちゃんの臓器の作る速度を上げるのを助けます。
  • 妊娠32週前は、硫酸マグネシウムは脳性麻痺の危険性を減少させます。
  • プロジェステロンは早産リスクの可能性を現象させます。予定日前の出生の可能性のある患者や、または、妊娠16週より後で、頸部の短い患者を含みます。
  • 子宮収縮抑制薬は、副腎皮質ステロイドまたは硫酸マグネシウムに時間を与え出産を延ばすために用いられます。
  • 抗生物質は、特定の状況で処方される場合があります。

早産の危険因子があるかもしれないと思う場合、または血の混ざったおりものや、骨盤や下腹部の圧力または痛み、定期的に、子宮引き締められるようなことが頻繁にあり早期分娩の徴候または症状があるなら、産婦人科医に相談してください。

参照:

www.acog.org

ACOG practice bulletin no. 127: Management of preterm Labor. Obstet Gynecol 2012; 119: 1308-17.

FAQ087: Frequently asked questions Labor, delivery, and postpartum care: Preterm (premature) labor and birth. American College of Obstetricians and Gynecologists, 2014.

https://www.acog.org/~/media/For%20Patients/faq087.pdf?dmc=1&ts=20140817T2225141137

MINSART, Anne-Frederique MD, MPH, PhD

産婦人科医