理学療法の利点
10月は、理学療法月間です。地域の皆様が、理学療法というものが、どのように皆様に役立つかを学ぶいい機会です。
理学療法士はどのような職業ですか?
理学療法士はあらゆる年齢の人たちの運動や、活動、そして健康を維持、回復または改善させ、そして機能的で質の高い生活へ導くヘルスケアの専門家です。また理学療法士は健康やフィットネスを促進させることも大切な仕事です。 理学療法士は、危険因子の識別を行い、ライフスタイルの改善を行います;
• 怪我や病気のリスクの減少
• 慢性疾患の進行の減速
• 機能低下と障害の防止
• 選択したライフシチュエーションへの参加
たとえば、腰痛を患っている場合、スポーツやリクレーションなどで怪我をした場合、出産したばかりのとき、健康を増進したい、または体重を減らしたい、糖尿病や多発性硬化症と診断された場合、手術を受けた場合などです。
理学療法の利点は何ですか?
運動能力の向上
理学療法士は、身体の運動能力を正常化、または向上させるために訓練された、動きの専門家です。痛みを伴うことと同じように、機能性が悪くなることは、健康的な人としての生活や、楽しいレジャータイムや活動を奪うことになります。痛みのない動作や、制限されない機能性は、日常生活の質を高めます。たとえば、運動は身体活動にとって必須です。それは心血管疾患、肥満と糖尿病を予防するのに必要です。その上、歩くことのような単純な運動は、心臓発作と脳卒中(股関節部骨折)のリスクを減少させます。運動は、独立した生活に欠かせないもので、健康的なバランスを保つのに非常に重要です。
手術と薬を避ける
手術と処方薬は、特定の疾患においては、最善の治療法である場合もあります。しかしながら、理学療法のような保守的な治療法が、多くのケースでより安価で効果的であることが、研究によって示されています。たとえば、理学療法は半月版損傷、膝関節の変形性関節症、回旋腱板裂傷、脊髄狭窄と変性椎間板病においては、手術と同じくらい効果的であるとわかりました。さらに、手術や注射による治療を減少させることができる、安価な治療として理学療法を支持している研究結果が多くあるにも関わらず、腰痛は通常過度に治療されているのが現状です。
自分の回復に積極的に参加する
理学療法は、本人が回復までの治療に参加することができます。担当の理学療法士によって、個人個人に作られる治療計画は、それぞれのゴールや意向に沿って作られます。積極的に回復に参加することで、より効果的な治療ができます。
理学療法の治療中に期待すること
初めて理学療法士を訪ねると、体の動きのチェックしながら、状況に応じていくつかの詳細の質問が、診断がされます。理学療法士が患者の問題を特定できたら、治療計画とゴールが設計されます。2回目以降の訪問では、治療は、患者のゴールに向かって管理されます。いろいろな治療法はあなたの特定のニーズに従い、運動能力を回復させるための、エクササイズ、機動性トレーニング、痛みの管理などがあります。理学療法士による治療がすすめられる間、さらなるエクササイズの指示があたえられます。
参照:
1. Amarican Physical Therapy Association. Today’s physical therapist: A comprehensive review of a 21st-century health care profession. January 2011. www.moveforwardpt.com
2. Jeffrey NK, et al. Surgery versus physical therapy for a meniscal tear and osteoarthritis. N Engl J Med. 2013; 368: 1675-1684.
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