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Group Of Diverse Kids At Sports Summer Camp

安全にスポーツを楽しむために

団体スポーツは、多くの子供たちの生活において、パワフルで、前向きな役割を果たします。子供たちの自尊心や、社会生活を営む上でのスキルを向上させ、他人と力を合わせて働く能力を高めます。同時に、団体スポーツは、子供たちをアルコールやドラッグヘの誘致から遠ざけます。他にも糖尿病や、肥満のリスクを減少させるなど、多くの健康利点があります。多くの大人たちは、健康のためだけでなく、心の健康のためにスポーツに参加し楽しんでいます。このように、多くの利点のあるスポーツにおいて、怪我を予防するにはどうしたら良いでしょうか。

ウォーミングアップ!

芝生の上に座って、硬くなった筋肉をストレッチするのはもう終わりにしましょう。研究によれば、このストレッチは、スポーツのパフォーマンスを向上させるのに効果的ではなく、怪我のリスクを上げる可能性もあると示唆しています。代わりに、ウォーミングアップ(例えば、ダイナミックなストレッチエクササイズ)が、スポーツ前の最善の運動なのです。ほとんどのコーチは効果的な様々な種類のウォームアップを知っています。しかし始めは、5分間の軽いジョギングや、ランジウォーキング、サッカーのクロスステップエクササイズや体をひねりながらの腹筋運動などをします。伝統的な静的ストレッチングは、ゲームやワークアウトの終わりに行うのが望ましいです。

関節の痛みに気をつけよう

多くのアスリートは突然負荷をかけ過ぎることや、繰り返しの怪我による肩の痛みを経験します。肩の痛みは軽視するべきではありません。バスケットボールをやる子供たちの肩の痛みは、肩の成長軟骨板の怪我のサインかもしれません。大人の場合は、肩の痛みはだいたい、回旋腱板の負傷が関わっています。そして、回旋腱板断裂は、一度では済まず繰り返してしまうことが多いのです。繰り返すことによって、断裂部分が大きくなり、悪化してしまうのです。

肩と同じように、『健康な臀部』を保つためにも、用心が必要です。これまでの10年間、整形外科医のいかにして臀部を健康に保つのかの知識革命を見てきました。若いときまたは中年期の臀部の予期しない変化や怪我が、のちに関節炎を引き起こします。

ボトムライン: 肩と臀部の痛みは、構造的な問題を代表します。これらの痛みが数週間も続く場合、初めのステップは、その内在する原因を見つけ出すためにも医師の診察を受けることです。

体中心部の強さを鍛えよう

多くの科学研究では、同レベルのスポーツにおいて、少女は少年比べて、4倍も靱帯を損傷しやすいという研究に力を入れています。これは、少女はスポーツ中に強さをコントロールする力を発達させるよりも、身長が早く伸びる傾があるからです。しっかりと適した胴体、臀部、下肢帯筋の強さ無しでは、少女は、突然のターンや、足を地に着かせてふんばったり、膝に過度の強さを加えたりした際に、よろめいてしまう傾向があります。コーチとトレーナーは、11歳または12歳の子供たちのスポーツ活動に靱帯予防プログラムを組み入れるべきです。素晴らしいデモンストレーションのビデオシリーズがこちらからご覧になれます。

http://mydoctor.kaiserpermanente.org/ncal/acl/acl_landing.html.

最後に、みなさん、楽しんで下さいね!次はスポーツ場でお会いしましょう!

参照:

Wen, CP, et al. “Minimum Amount of Physical Activity for Reduced Mortality and Extended Life Expectancy: A Prospective Cohort Study.” The Lancet. 2011 Oct 1; 378(9798):1244-53.